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自毛植毛とはどんな施術を行う?メリットやデメリットも探る

植毛とは?メリットやデメリット

自毛植毛とは何か?男性の方なら一度は聞いた事のある言葉だと思いますが、ご存知でしょうか?

簡単に言うと「髪の毛を毛根から移植する」術式であり、外科的な手術にあたるので、専門のクリニックでしか行えません。

 

極度の薄毛やハゲ、若ハゲなどの男性型脱毛症の治療法として、近年注目を集めているのですが、自毛植毛の基本的な仕組みを理解してる方は非常に少ないです。

 

この記事では、自毛植毛とは、どんな施術や術式を行うのか、また、メリットやデメリットについても考えていきたいと思います。

 

育毛や発毛対策だけでは効果が期待できない男性のハゲや薄毛に希望の光となるのか?深く探っていきましょう。

 

 

<自毛植毛とは?>

自毛植毛とは「自分の髪を毛根ごと(頭皮ごと)薄毛やハゲが気になる部分に移植する治療法です。

男性型脱毛症の治療法として注目を集めています。

男性型脱毛症の症状は前頭部から頭頂部にかけて薄毛になることが多く、後頭部の髪は影響を受けないのです。

症状が発生しない後頭部の髪(頭皮や毛根含む)を薄毛になっている部分に移植することによって発毛を目指すこととなります。

自毛植毛は日本皮膚科学会による男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年)で、治療が薦められている方法でもあります。

ミノキシジルやフィナステリドによる薬物治療の効果が得られない時は自毛植毛を行うと、男性型脱毛症の症状の改善が期待できるのです。

ガイドラインには薬物治療の効果が得られない時の選択肢として自毛植毛が挙げられていますが、最近は薄毛に悩む男性は多く薬物治療ではなく効果が期待できる自毛植毛を最初から選択する方が増えています。

自毛植毛は医師が行う医療行為で、外科的手術に分類されます。

自毛植毛を希望する場合は専門クリニックで手術を受ける事となります。

 

 

<自毛植毛の具体的な手術方法>

自毛植毛の手術方法はFUT法とFUE法の2種類あります。

この2つの手術方法の大きな違いは、メスを使うか使わないかです。

○FUT法はメスを使う手術方法、FUE法はメスを使わない手術方法となります。

これまではFUT法が主流でしたが、現在は自毛植毛の技術が高くなったのでFUE法を提供するクリニックがほとんどです。

植毛では薄毛部分、つまり髪が移植される部分を移植部分と表現し、移植する髪のことをドナーと表現します。

移植する時は髪を1本ずつ移植するのではなく、毛包単位で移植しています。

日本人の場合毛包には2~3本の髪が生えており、この毛包単位を「株」や「グラフト」と表現しています。

FUT法はメスを使って後頭部のドナー部分を頭皮ごと採取して、それを薄毛部分に移植する方法となります。

FUT法のメリットは頭皮ごとドナーを採取するため、毛根を傷つけにくく移植後の生着率(髪が薄毛部分で定着する確率)が高くなることです。

しかしながら頭皮ごと採取するとドナーに限りがあります。

たくさんのドナーを採取することが難しく、さらに採取した部位は縫合するため術後の痛みが出ることがデメリットです。

FUE法はメスを使わずにパンチと呼ばれる器具を使い、毛根ごとくり抜いてドナーを採取して移植する手術方法です。

FUE法のメリットはメスを使わないため、術後の痛みがほとんどないこと、一度にたくさんのドナーを採取できるため広い範囲への植毛が可能なことです。

しかしながらFUT法のように頭皮ごとドナーを採取しないため、FUT法に比べると生着率が低いことがデメリットとなります。

自毛植毛の手術は日帰りで受けることができる手術です。

手術の前には専門スタッフや医師のカウンセリングを受けて、自毛植毛を行いたい部分やどのような植毛の方法が適しているか、費用はどれくらい必要なのかを事前に相談します。

カウンセリングも1日で終了するので、自毛植毛は基本的に2日で終了する治療となります。

自毛植毛を受けた後は一度植毛した髪は抜け落ちます。

その後新しい髪が植毛した部位に生えてくるようになり、植毛を行っていない他の部分と同じくらいの髪の長さになるのは10か月から1年です。

手術後薄毛が気にならなくなるまでの時間は長いですが、この期間を終了すると薄毛を気にせず毎日のヘアスタイルを楽しむことができるようになります。

 

 

<自毛植毛のメリット>

自毛植毛には大きく分けて3つのメリットがあります。

○メンテナンスが必要ない

自毛植毛は自分の髪を移植するため、術後のメンテナンスが必要ありません。

人工毛を髪に結び付けたり、頭皮に人工毛のシートを張り付ける増毛は毎月メンテナンスをしなければなりませんし、人工毛植毛も同じようにメンテナンスが必要です。

自毛植毛は一度植毛を行えば、メンテナンスの費用や日程を気にせず生活できます。

 

 

○植毛した部位が薄毛になることはない

自毛植毛を行うと、植毛した部位は薄毛になることはありません。

これは自毛植毛の大きな魅力のひとつです。

移植する髪は男性型脱毛症にならない部位の髪なので、一度植毛するとその部分が薄毛になることはないのです。

自毛植毛は男性の薄毛を確実に改善してくれる画期的な治療法だといえます。

 

 

○髪はゆっくり生えてくるため周りから不自然に思われない

自毛植毛を行った部位の髪は約1年をかけてゆっくりと生えてきます。

増毛を行うとその日のうちに髪が増えるため、周囲から不自然に思われることがあります。

ゆっくりと髪が生えることがデメリットのように思う方がいるかもしれませんが、周りの人に不自然に思われないはメリットとなります。

 

 

<自毛植毛のデメリット>

自毛植毛には大きく分けて3つのデメリットがあります。

 

○費用が高額である

自毛植毛には健康保険が適用されないため、自由診療となり全て自己負担となります。

つまり治療にかかる費用が高額になるのです。

植毛を行う範囲が広くなると、その分費用も高くなっていきます。

左右の生え際への自毛植毛は500,000円~800,000円ですが、前頭部から頭頂部にかけて広く植毛が必要な場合は2,000,000円を超えることがあります。

一度に高額は費用を支払うことに抵抗がある方は多いです。

そのため各専門クリニックではキャンペーンを実施しており、割引の価格で治療を受けることができたり、医療ローンを組むこともできます。

 

 

○自毛植毛を行うクリニックは大都市に集中している

自毛植毛を行うクリニックは東京をはじめ、大阪、名古屋、福岡など大都市に集中しています。

クリニックの近くに住んでいる場合は通院に問題ありませんが、都市部から離れた場所に住んでいる場合は新幹線や飛行機などを使って最寄りのクリニックへ行かなければなりません。

住んでいる場所によって通院が難しくなるのがデメリットです。

 

 

○移植した髪が定着しないことがある

自毛植毛は80~90%以上の生着率だといわれていますが、まれに移植した髪が定着せずに薄毛が改善しないことがあります。

どのクリニックも細心の注意を払って精度の高い自毛植毛を目指していますが、ドナーが定着しないことがあるのです。

FUT法、FUE法どちらにしても100%ではないのがデメリットです。

 

 

<まとめ>

自毛植毛とは自分の後頭部の髪の毛を毛根や頭皮から、ハゲてる部分や薄くなった部位へ移植する「手術」だという事が理解できたと思います。

 

移植した髪が定着しない場合もありますが、育毛剤や発毛剤、発毛薬でも蘇らない髪の毛を復活させる治療法としては、現段階の育毛界では画期的な方法であるとも考えられます。

ただし、外科的手術でありながら、保険適用外なのでかかる費用や経費が莫大に大きいのも負担になります。

自分の髪の毛のハゲ具合や薄毛の度合い、今日に至るまでの育毛や治療を振り返ってみて、どうしてもこれ以上効果が表れないとか、発毛する可能性が低い等の場合に検討してみてはいかがでしょうか。

 

もちろん、自毛植毛の専門クリニックでは更に詳しくカウンセリングも受けられますので、選択肢の一つとして考えてみるのも良いかもしれません。